金子みすずさんの詩
|
2007/03/26(Mon)
|
「舞萩日記その1」に金子みすずさんの詩を紹介しました。
幼い子どもたちを観ていると、「自分はいったい幼児期をどんな風に過ごしたのだろう?一人の人間として、生まれ落ちた資質にプラスされながら、どんな風に性格が形成されていったのだろう・・?周りの大人たち、そして、姉との関わり・・花や木、自然・・」ビデオテープを巻き戻すように、幼い頃からの育ち方を想像することになります。 優しくて、どこまでも優しくて・・そんな金子みすずさんの詩をもう1編紹介します。 さびしいとき わたしがさびしいときに、 よその人は知らないの。 わたしがさびしいときに、 お友だちはわらうの。 わたしがさびしいときに、 お母さんはやさしいの。 わたしがさびしいときに、 ほとけさまはさびしいの。 もし、私が老婆になって、認知症になっても・・正気じゃなくなっても・・・、こどもの頃の自分になりたいな・・できれば、自然の中で遊んでいたときの少女に、こころだけは。 そうしてくださいね・・・天のかみさま! |
![]() |
歯医者さんの哲学
|
2007/03/01(Thu)
|
どんな世界でも、その道のプロという人には、尊敬の念を感じずにはいられません。祇園お茶屋のおかみさん、どんな話題にもついていけるスナックのママさん、そして、お料理人、棟梁などの職人さん、・・電気工事の人などなど。
舞萩がお世話になっている歯医者さんも、そんなおひとりで、プロとして敬愛できるかたです。 いつも、優しく穏やかな物腰で丁寧に患者の状態、治療の方向を説明してくださいます。ご本人の歯科医としての信念ある姿勢にはどこかに品格というようなものも感じます。 というわけで、舞萩は、この歯科医にであってからは、少々遠くても電車に乗り、・・といっても、長岡天神駅からは、特急で10分ほどの烏丸駅を下りるとすぐです・・・通います。 この歯科が気に入っているのは、治療をしてくださる歯医者さんだけではありません。受付と助手的な仕事をなさる女性もとても気持ちのいい方なのです。舞萩が通い出した当時の女性もそうでしたが、先日数年ぶりに治療に行くと違う女性になっていましたが・・やはり、てきぱきと気持ちのいい仕事ぶりでした。 待合いには、余計なものが置いていません。歯医者さんに行くと、たいてい、たくさんの紙がべたべたと壁に貼られていますが、ここには、何にもありません。観葉植物の鉢があるだけ、質のいい雑誌が2,3冊置かれているだけです。 予約制なので、もちろん、退屈することはないわけですが、この歯医者さんに漂うシンプルな姿勢に好感を抱かずにはいられません。 インターネットや雑誌広告などで知ったインプラントの相談をしたときも、そうでした。 歯が年齢と共に、使う年数が多くなれば、どこかおかしくなるのは当たり前、それを人工的に作り替えることや、それに加え、料金設定に対する疑問なども話してくださいました。 自分の歯を大切に、手入れを怠らないようにして、付き合っていくことを私はお勧めします・・と。もちろん、あなたがどうしてもやりたいという希望があれば、いい歯科医を紹介します・・とも。 医者と患者の信頼関係・・・この医院に漂っている空気です。 |
![]() |
| メイン |
|